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「看護職の倫理綱領」は、看護職が専門職である証
医療技術の進歩や人々の権利意識の高まり、価値観の多様化等により、私たち看護職は、多くの倫理的課題に直面するようになりました。看護職が専門職としてより質の高い看護を提供するためには、深い知識と確実な看護技術だけでなく、高い倫理性が不可欠です。そこで私たち看護職は、あらゆる場で活躍する専門職として自らの行動を律するために、「看護職の倫理綱領」を定めています。このように倫理綱領とは、専門職自身が専門職集団内部の人間の行動を規定する文書であり、専門職を専門職たらしめるものなのです。 「看護職の倫理綱領」について日本看護協会は、1988年に我が国初の看護職の行動指針として「看護師の倫理規定」を作成しました。その後、2003年には、それまでの時代の変化に応じた内容に改訂し、「看護者の倫理綱領」として公表しました。公表から17年が経過し、看護を取り巻く環境や社会情勢が大きく変化していることから見直しを行い、2021年3月に「看護職の倫理綱領」として公表するに至りました。 【参考文献】翻訳刊行委員会編:生命倫理百科事典,丸善株式会社,2879−2887,2007. よりよいウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください |
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